先日、たまたま目にしたこの記事(ガジェット通信「フェイクうな丼」作ってみた)を非常ーに興味深く読んでました。もともとは普茶料理という江戸時代に中国から伝わった精進料理の一品というこの「精進うなぎ」、うなぎは自分で釣らない限り燻製しか手に入らないドイツ、うな丼なぞ食べる機会すらないので、面白そうだし作ってみる事にしました。
【材料】
- 豆腐 1丁
- れんこん 100~200g
- 片栗粉 大さじ1~2
- 海苔
- しょうゆ 大さじ3~4
- みりん 大さじ3~4 (なければ白ワインを煮切り、きび砂糖大さじ3を溶かしたもの)
まずは豆腐を水切りします。重石をかけてもいいですが、くずして沸騰したお湯にいれ、再沸騰したらざるに取り出し冷めるまで置いておけば勝手に水が切れます。さらに手で押して水を切り、細かくなるまで手でつぶします(ミキサーなどを使えば楽)
れんこんをすりおろし、やはり水気を切って良く混ぜ合わせます。
豆腐の重量の10~15%位の片栗粉を加えます。耳たぶくらいの固さを目安によく練ります。片栗粉の量と生地の水気で食感が変わるので、ここは結構重要。
海苔を敷き、指一本くらいの厚さをめどに成形して、うなぎっぽくするため竹串などで押さえて型をつけ、背骨の部分などを演出します(わりと重要)
フライパンに少し多めの油を熱し、海苔の面から入れて両面じっくり中火で焼きます。焼き目が付いたら火を弱火、あらかじめ合わせておいたタレを投入して焦がさない様に絡め焼き。
たっぷり山椒をかけて、あればわさびを添えてご飯と一緒に食べると結構うな丼でした。いや、うなぎとはやはり違うんだけどこれはこれで美味しい何かと言うか…。個人的には非常に好きです。
ドイツ人にも好評でした。普茶料理、非常におもしろいものを知ってしまいました。